室町時代の禅僧で水墨画家の雪舟が築庭した庭として知られる『常栄寺雪舟庭』。「秋冬山水図」をはじめ、現在ではその作品中6点が国宝にもなっている雪舟が作った庭だけに、その佇まいは独特の風情が漂っている。この『雪舟庭』の最大の魅力は、四季それぞれで、違った姿を見せるところ。シンプルな石と池の配置ながら、四季によって彩りが変わる周囲の風景にうまく溶け込んで、独自の空間を浮かび上がらせる。そんな『雪舟庭』が最も魅力溢れる姿となるのが冬。雪景色に彩られた『雪舟庭』は、まさに雪舟の水墨画の世界そのもの。モノトーンで描かれた絵のような空間に身を寄せてみてはいかが?